1-8. スペイン語の「あいうえお」 その6

スペイン語の「あいうえお」、ちょっと飽きて来た(?)ので、どんどん行きませう。次は「ラ行」。

あ、その前に、前回の「ジョ ソイ デ オーサカ」、スペイン語でいてみましたか?
例えば…
≪yo soy de Osaka≫
≪Yo soi de Osaca≫
Llo soy de Osaka≫…
発音だけから言うと全て可能で、特に≪Osaka≫は日本語の固有名詞で、スペイン語には≪k≫は殆ど出てこないので、スペイン語のネイティブが「カ」を≪ca≫と書いてしまう事は、かなり有り得るシチュエーション…ですが、まあ普通は最初に書いたように書きます。
そして、文の最初の文字と固有名詞の最初の文字は大文字で書くというルールがあるので、
≪Yo soy de Osaka≫となる。ちなみに、この文には≪y≫という字が2度出て来ますが、最初の≪y≫は子音の「y」、2つ目の≪y≫は母音の「y」です。

何故そうなるか、文法は置いといて、とりあえずスペイン語脳を開発する為には、大阪をオーカと、「サ」にアクセントを付けて言って下さい。

で「ラ行」ですが、
「ラ行」に子音として入れられるのは≪l≫≪r≫≪rr≫の3つ、更に前回「ジャ行」の子音として挙げた≪ll≫も同じグループの子音と考える事もできる。そして結論から言うと、そのどれも日本語にはない音、です。日本語の「らりるれろ」の音とは、みな微妙に違っている、という事です。

ラ行(?) (l): la , li , lu, le, lo
ラ行(?) (r) : ra , ri , ru , re , ro
ラ行(?) (rr): rra , rri , rru , rre , rro
*ジャ行(?)(ll): lla , lli , llu , lle , llo 

で、前回「ジャ行」の子音として挙げた≪ll≫はちょっと置いといて、残りの3つを整理してみると…

日本人は≪l≫と≪r≫の区別が苦手、特に≪l≫の発音ができないというようなイメージがありますね?
ローマ字でも≪r≫を使うし…つまり日本語の「らりるれろ」は≪l≫よりも≪r≫に近い?
…でも実際には、日本語の「ら行」の音は、スペイン語の≪l≫と≪r≫の丁度中間くらいらしい…
更に≪r≫の音は、英語とスペイン語では微妙に違っていて、フランス語ではもっと違っている…ひと口に≪r≫と言っても、実は色んな≪r≫がある、のだ。

スペイン語の[l]と[r]+日本語の[r]、そしてフランス語の[r]を、口の中のどの部分で(どうやって)出しているか、唇から喉、つまり口の中の手前(?)から奥へという順に並べると、

1.スペイン語の[l] 
2.日本語の[r]
3.スペイン語の[r]
4.フランス語の[r]
 
…となる。
1.は英語と同じで、舌先を上の歯の裏側に押しつけて発音する。
3.はその舌を奥に引っ込めて、口蓋に触れないようにして音を出す。

そして日本語の「ら行」の音は、この1.と3.の間、舌先が歯の裏よりは少し手前の上の口蓋に一瞬触れてできる音…という事です。
…更に4.は口の奥、喉に近い方で音を出して、舌は下の方でじっとしている?

だから日本人にとっては、実は≪l≫だけでなく、≪r≫も難しい。
実際2.をやってみると、舌をどこにも触れないで「らりるれろ」を言うの、結構大変に感じる筈。そして、意識的に舌先を口の中のどこにも触れないで音を出そうとすると、舌を丸めなくてはいけなくなり………~>そうやって舌先が彷徨って震えた音が巻き舌の≪r≫つまり≪rr≫の音になる。

子音だけの音を出すのは日本人には難しいので、今≪r≫でやったように[a][i][u][e][o]の母音をつけて、1.2.3.4.それぞれの場所で「らりるれろ」を言ってみると違いが分る…気がする筈。

で更に今度は、舌先を歯の裏につけたまま、つまり≪l≫を発音するつもりで、「らりるれろ」ではなく「りゃりぃりゅりぇりょ」と言ってみると…スペイン語でこの「リャ行」が「ジャ行」に向かって進化(?)した理由が、分かる気がする?

…「気がする」だけで充分です。言語学者や音声学者になるならともかく、ネイティブ・スピーカーだって、普段自分が喋っている言葉の特定の音を、どうやって発音してるかなんて、意識してないと思う。

…それにしても…「ラ行(?)」が4種類もあって、何だか随分めんどくさい…? と思った方、取り合えずは2つだけ、日本語の「らりるれろ」を舌を歯につけて言う練習(≪l≫の発音)と、舌をどこにもつけないようにして言う練習(≪r≫の発音)をしてみて下さい。そして日本語の「らりるれろ」が、そのどちらとも違う音である事だけ、感じて覚えておいて下さい。

(※スペイン語の≪l≫と≪r≫については、「スペイン語ひとくち知識」にこういう記事も書いてますので、興味のある方はご参考に。)

これでスペイン語の「あいうえお」、本表(?)の方はほぼ終り。何故ならスペイン語には「ワ行」に当る音が殆どないから。(※スペイン語の≪w≫は≪k≫と同じく外来語にしか使われず、スペイン語で似た音を出すには、全く違う綴りが使われる。)
そして「ん」はスペイン語の「あいうえお」 その3で書いたように、ローマ字と同じで≪n≫となります。

…でも未だ「濁音」や「拗音」の付録(?)が残ってるんだよね…
スペイン語の「あいうえお」にちょっと飽きて来た、もっと早く先へ行きたいという方、もう少し待って下さい。…で待ってる間の暇つぶし、と言ってはなんですが…

スペイン語の「アイウエオ」、実は2種類あって、今延々と(?)やってる「日本語の50音表にスペイン語の綴りを当てはめてみたもの」が完成した暁には、もうひとつ、「スペイン語のアルファベット順の50音表」を作る予定。つまり今度は、表の縦に「あかさたな…」ではなくアルファベットの子音だけを書いて行き、横にそれぞれの子音に母音を付けたものを書くという事です。一番上の母音も、今度はスペイン語らしく(?)、アエイオウの順に並べてみる。で、それだけじゃつまらないので、それぞれの綴り=音節が入ったスペイン語の単語を、最低ひとつづつ探して入れて行く…(・・?("・・)……っと

…例えばこんな感じ(↓)。サンプルが載る前に、是非自分のを作ってみて下さい。

  ≪a≫ ≪e≫ ≪i≫ ≪o≫ ≪u≫
(母音) amor enemigo Italia olla uno
≪b≫ barba be tobillo bonito buzón

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