1-18. 音節とアクセント 2

カ、コ、コ、ニュク、ニュバィ、キテン、チョシ、ジンコ、ド、ランボ、チュカンケン、キ、マン、ケン、タィク、ィ、ィ、アィド、ィ、ィ、ィ、クィ、チ、テ、ィ、ィィ、ィ、ィィ、ィリ、ィイン、ィン、ィ…

…いきなりヘンなカタカナ言葉をズラッと並べましたが、これは前回ローマ字で書いた日本語の言葉、これをスペイン語のネイティブが読むと、どんな感じかというのを、カタカナでイメージしてみたもの。ま、あくまでもイメージ、ですので。(・・ゞ
(※カタカナ表記については、≪このブログの表記ルール≫をご参照下さい。)

音節の分かれるところにハイフンを入れたローマ字、そして最初の日本語と比べてみて下さい。( 「1-14. 音節とは」)

カ (O-sa-ka) 大阪
コ (kak-ko) 括弧
コ (gak-ko) 学校
ニュク (ñu-ga-ku) 入学
ニュバィ (ñu-bai) 入梅
テン kis-sa-ten 喫茶店
チョシ (cho-si) 調子
ジンコ (jin-co) 人口
ド (ku-do) 空洞
ランボ (ran-bo) 乱暴
チュカンケン(chu-kan-si-ken) 中間試験
キ (gak-ki) 楽器
マン (go-man) 傲慢
ケン (hak-ken) 発見
タィク (tai-ri-ku) 大陸
ィ (kiai) 気合
ィ (siai) 試合
アィド (ai-ki-do) 合気道
ィ (mei) 姪
ィ (oi) 甥、オイ
ィ (ai) 愛
(kui) 杭
クィ (to-kui) 得意
(fui) 不意
チ (fui-u-chi) 不意打ち
テ (fue-te) 不得手
(ie) 家
ィ (iai) 居合い
ィ (buai) 歩合
ィ (iei) 遺影
ィリ (oi-ri) 大入り
ィイン (kai-in) 会員
ィン (goin) 強引
ィ (guai) 具合

ここで、≪スペイン語の音節の分け方≫の細則(? 但し合成語に関するルールは省略)を参照して下さい。そして上の日本語(…とはもう思えないのも多々ありますが!?)を声に出して読んでみると、スペイン語の音節の分け方、そして2重母音や3重母音の感じが掴めるのではないかと思います。

例えば「居合い」という日本語を、3重母音の≪iai≫として発音すると≪ィアィ≫→≪ヤイ≫みたいになってしまう?
これをスペイン語のネイティブに≪居合い≫のように発音させるには、どうしたらいいのか?
≪íai≫と、最初の≪i≫にアセント記号をつけて書くと、≪i-ai≫という風に2音節に分ける事ができる。これが母音分立("hiato")という現象です。(※1)

でもこれだと≪アィ≫で、最初の≪イ≫にアクセントが付いてしまう…(・・;)
逆に最後の≪i≫にアセント記号をつけると(≪iaí≫)≪ィア≫で、ちょっと近い感じもするけれど…ちょっと苦しい…≪iiaí≫と書いてみるとか?…でも≪言い合い≫とマギラワシイし…

余談ながら日本語には、「橋」と「端」と「箸」だとか、「大家」と「親」だとか、「括弧」と「格好」だとか、ハタマタ「病院」と「美容院」だとか、同じ綴りなのにアクセントの位置が違うと別の意味になってしまう言葉や、母音をちょっと伸ばすと違う言葉になってしまうような、外国人にとっては紛らわしい単語が非常に多いのです。更にアクセントの位置なんて、同じ日本でも地方によって違ったりする訳で…考えてみると日本人同士、話してて、よく意味が通じるもんだ!と思いません?
(実際通じなくて、漢字で説明したりする事もよくありますが…)

スペイン語のアクセントは、そういう意味ではもっと簡単。ルールがしっかり決まってるからです。

ルールその1は前回書いた、

母音又は≪n≫≪s≫で終る単語は、最後から2番目の音節の母音(その音節が多重母音の場合は、強母音)にアクセントが来る。

ルールその2は、

それ以外の単語では、一番最後の音節にアクセントが来る。

そしてこれらは言わば「自然な」アクセントな訳で、記号を付けなくてもそう発音されるのですが、ルール3として、

上記以外の音節にアクセントがある時は、その母音(その音節が多重母音の場合は、強母音)に記号を付けて示す。

というのがあります。(※2

ちなみにネイティブ達は、アセント記号を付け間違えたり、付け忘れたりする事はよくあるけれど、実際の発音で間違えるという事は、よっぽど珍しい特殊な用語でもない限り、ない。「単語を知ってる」からです。
日本人はその単語を知らない訳なので、新しい単語が出て来たら、先ず辞書でアクセントの位置とアセント記号の有無を確認する、そして前にも書いたように、必ず音読して覚える、これが大事です。ローマ字読みでいいんだからと辞書を引くのをサボると、トンデモナイ間違いをしてしまう事もある。でも音とルールをしっかり覚えれば、逆に辞書を引かなくてもアセント記号が付けられるようになるのが、スペイン語のアクセントのルールなのです。

そして文字で捉えるのではなく、必ず音節で捉える習慣をつけて下さい。どんな言葉、そして文でも、ゆっくり区切って読む時には、文字ではなくて音節で区切るという事です。
これは前回ちょっと脱線したクリスマスという言葉、これを「く-り-す-ま-す」ではなく「-マ」、つまり≪Christ-mas≫と、英語のネイティブっぽく(?)発音する練習です。これをやらないと音節分けができず、スペイン語のアクセントのルールがいかに確固としたものであっても、それが応用できない事になってしまうのです。
それには、母音の付かない子音だけの発音、そして≪スペイン語の音節分け≫のルールに書いた2重子音、3重子音の発音の仕方が重要になってきます。
でもこれは「子音だけ」で練習するのは難しいので、次回は、そういう綴りの入った単語でも並べてみますか…?

※1: ≪スペイン語の音節の分け方≫3.で例として挙げている≪María≫という言葉、これはスペイン語を知らない日本人でも多分知ってるスペイン語の名前。ですが、日本人が普通に発音する「マリア」ではなく、実は「マリーア」、だったのだ。仮にアセント記号を取ると≪ia≫が2重母音となって、日本人の「マリア」に近くなる。)

※2: もうひとつ、日本語の「橋」と「端」と「箸」のように、音(綴り)が同じなのに意味が違う単語(同音異義語)がスペイン語にも稀にあり、その場合は便宜上のアセント記号をどちらかの言葉に付けますが、実際の発音は変りません。

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